Kawasaki Robotics

50th Anniversary

Video Archive

国産初の産業用ロボット「川崎ユニメート2000」からはじまり、最新のヒューマノイドロボットまで。
社会の発展を支えてきた様々なカワサキロボットたちを、映像を通してご紹介します。

50th Anniversary Video01

国産初の産業用ロボット「川崎ユニメート2000」誕生

1969年、国産初の産業用ロボット「川崎ユニメート2000型」の第一号機が、当社の明石工場で誕生しました。時代は高度成長期。働き手不足を補うロボットの出現は大きな反響を呼びました。当初は自動車業界を中心に導入が進みました。ここから日本の産業用ロボットの歴史が始まります。

50th Anniversary Video02

電動式小型ロボット「PUMA」発表

1981年、当社初の電動式の小型ロボット「PUMA(ピューマ)」を発表しました。1980年代のロボットは、これまでの油圧駆動から電動化が進みました。PUMAはロボット言語VALを搭載し、ハンドリング、組立、塗装、検査、パレタイズなど適用範囲が大いに広がりました。

50th Anniversary Video03

電動式大型ロボット「EX100」の活躍

1986年、電動式大型ロボット「EX100」を開発、発売しました。大手自動車メーカーなどのスポット溶接工程に多く導入され、ベストセラー機となりました。日系自動車メーカーの海外進出に伴い、国内工場だけでなく、海外工場への導入が広まるきっかけになったロボットでした。

50th Anniversary Video04

「TS・TLシリーズ」発表、クリーンロボット市場本格参入

1997年、テレスコピック昇降式水平多関節型のウェハ搬送用ロボット「TSシリーズ」と液晶ガラス基板搬送用ロボット「TLシリーズ」を発売しました。1990年代、半導体・液晶産業が著しい成長を見せる中、同シリーズの発売によって、半導体・液晶製造工程で使われるクリーンロボット市場に本格参入しました。

50th Anniversary Video05

半導体製造装置向けクリーンロボット「NSシリーズ」発表

2000年、半導体製造装置向けクリーンロボット「NSシリーズ」を発売しました。高性能、高信頼性に優れた同シリーズは、国内に続き米国市場での販売にも成功し、今日の半導体ウェハ搬送用ロボット世界シェア第一位を確立するきっかけとなったロボットです。

50th Anniversary Video06

スポット溶接で活躍する大型汎用ロボット「Bシリーズ」発表

2011年、大型汎用ロボット「Bシリーズ」を発売しました。同シリーズは主に自動車のスポット溶接作業の効率化を目指して開発され、ホース・ケーブル類を手首に内蔵することで隣のロボットとの干渉を抑え、高密度配置を可能としました。汎用性の高さから、部品のハンドリングや組立など幅広いものづくりの現場に採用されています。

50th Anniversary Video07

高速パレタイズロボット「CPシリーズ」発表

2015年、パワーとスピードを兼ね備えたパレタイズ専用ロボット「CPシリーズ」を発表しました。可搬質量180~700kgをカバーし、重量物の搬送作業に活躍します。広い動作範囲と高い搬送能力により、あらゆる産業における物流のスピードアップに貢献しています。

50th Anniversary Video08

人共存型の双腕スカラロボット「duAro」発表

2015年、双腕スカラロボット「 duAro(デュアロ)」を発売しました。duAroは二本の腕を持つ人共存型のロボットで、安全柵なしで人間との作業が可能です。ロボットの適用範囲拡大に向けたソリューションとして発表して以来、電気・電子業界、食品業界をはじめ様々な分野で活躍しています。

50th Anniversary Video09

ロボットショールーム「Kawasaki Robostage」、東京お台場に開設

2016年、カワサキロボットのショールーム「Kawasaki Robostage」が東京お台場にオープンしました。一般公開されていて、入場無料、予約不要。双腕スカラロボット「duAro」や大型ロボット、クリーンロボットなどが展示されており、普段目にする機会のない産業用ロボットを見て、触れて、体験できます。

50th Anniversary Video10

小型汎用ロボット「RS007」発表

2017年、小型汎用ロボット「RS007N」と「RS007L」を発表しました。2017国際ロボット展では、業界最小、最軽量の「Fコントローラ」での制御による高速動作デモンストレーションを披露しました。同機種は、新たにオーバードライブモードを搭載し、このクラスでは業界最速のロボットです。また、スリムな本体、大きな動作範囲で適用分野がますます広がりました。

50th Anniversary Video11

ロボット化が困難な分野へのソリューション「Successor」発表

2017年、新ロボットシステム「Successor(サクセサー)」を発表しました。Successorは作業者がロボットを遠隔操縦した動きを、ロボットの自動運転に切り替えられ、またAI技術によりロボットが動作を学習することで、人の感覚が必要な熟練技術者の繊細な動きやばらつきのある動作もロボットが再現します。Successorの登場により、今までロボット化が困難だった分野への導入の可能性が広がりました。

50th Anniversary Video12

"転んでも壊れない"ヒューマノイドロボットの産学共同開発

2017国際ロボット展で、ヒューマノイドロボットを初披露しました。「壊れないのが当たり前」とされる産業用ロボットメーカーとしての実績やノウハウを活かし、堅牢なボディの開発において東京大学と共同開発を進めています。研究者の開発プラットフォームとなるヒューマノイドロボットを提供し、様々な分野との連携によるオープンイノベーションでの研究開発の加速を目指しています。